株式会社BANDAI SPIRITS(代表取締役社長:福田祐介、本社:東京都港区)とJFEエンジニアリング株式会社(代表取締役社長:大下元、本社:東京都千代田区)が100%出資する新電力のアーバンエナジー株式会社(代表取締役:原岡恵子、本社:神奈川県横浜市)は、2021年4月から開始するバンダイナムコグループの「ガンプラリサイクルプロジェクト」(※1)の取り組みの一環として、アーバンエナジーの電力メニューである「創電割®」(※2)サービスを導入します。
今回の取り組みでは、ガンダムシリーズのプラモデル「ガンプラ」の生産工程で排出されたプラスチック廃棄物などを、バンダイナムコグループの株式会社バンダイロジパルが収集運搬し、JFEエンジニアリンググループのJ&T環境株式会社(代表取締役:露口哲男、本社:神奈川県横浜市)が運営する産業廃棄物処理施設で焼却します。その過程で発電した電力を、アーバンエナジーがガンプラの生産拠点である「バンダイホビーセンター」(静岡県静岡市)へ供給します。将来的には、全国の「namco」をはじめとする株式会社バンダイナムコアミューズメントの直営アミューズメント施設約190店舗に設置している専用の回収ボックスから回収した、ガンプラのランナー(プラモデルの枠の部分)の一部(※3)を(同様のプロセスで)追加処理した創電割®サービスも導入することで、さらなる廃棄物の有効活用化を目指します。
BANDAI SPIRITSは、地球環境に配慮し、事業活動におけるエネルギー削減や商品・サービスにおける省資源化に努めます。また、JFEエンジニアリンググループは、このようなニーズに対して、今後もグループ一体となって、環境に配慮したサービスの拡充を図り推進することで、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。
「ガンプラリサイクルプロジェクト」
BANDAI SPIRITSで生産・販売するガンダムシリーズのプラモデル「ガンプラ」のランナー(プラモデルの枠の部分)を回収し、ファンとともに世界初(※)のケミカルリサイクルによるプラモデルの製品化を目指すプロジェクト。ファンの皆さんが「ガンプラ」を組み立て終わったあとに残るランナーを回収し、最先端技術であるケミカルリサイクルによって新たなプラモデル製品へと生まれ変わらせることを目指すプロジェクト。
(※)バンダイナムコグループ調べ
「創電割®」
アーバンエナジーが廃棄物から発電した電力を買い取り、廃棄物の発生元施設へ供給する場合に、廃棄物量に応じて電力料金を割り引くサービス。同サービスは2017年から開始しており、新電力の中でも独自のサービスです。
一部はサーマルリサイクルし、残りはケミカルリサイクル、マテリアルリサイクルする(いずれも将来構想)。