株式会社BANDAI SPIRITS(代表取締役社長:宇田川南欧、本社:東京都港区)は、環境配慮の取り組みとして、プラモデルを生産する国内自社工場「バンダイホビーセンター」(静岡県静岡市葵区長沼)で、二つの新たな電力施策を行います。「バンダイホビーセンター」が消費する電力量は、年間で約342万kWh、CO2換算で約1,690t-CO2となっています(2021年度実績)。今回、二つの新たな電力施策の導入により「バンダイホビーセンター」での電力使用によるCO2排出量を実質ゼロにしていきます。
一つ目は、 カーボン・オフセットの取り組みで、アーバンエナジー株式会社(代表取締役:小林厚、本社:神奈川県横浜市)と、2022年6月に「ゼロエミプラン」の契約を締結しました。本契約は、2022年7月以降、アーバンエナジー株式会社を通じて、トラッキング付非化石証書(※1)が付与された再生可能エネルギー由来の電力を購入するものです。これにより、「バンダイホビーセンター」はCO2排出量が実質ゼロの電力を使用します。
二つ目は、太陽光発電による電力自給の取り組みとして、株式会社afterFIT(代表取締役社長:谷本貫造、本社:東京都港区)とPPA事業(Power Purchase Agreement:電力購入契約)の基本合意を2022年5月に行いました。株式会社afterFITが 「バンダイホビーセンター」の屋上約1,202㎡に出力容量約220kW のソーラーパネルを設置し、太陽光で発電した電力を株式会社afterFITから購入する仕組みです。2022年12月にソーラーパネルを設置完了し、2023年1月以降「バンダイホビーセンター」で電力の使用を開始する予定です。年間の電力自給量は約26万kWhとなる計画(※2)です。
バンダイナムコグループでは「サステナビリティ方針」を制定するとともに、脱炭素化に向けた取り組みとして、2050年までに自社拠点におけるエネルギー由来のCO2排出量を、実質ゼロとする中長期目標を掲げています。「バンダイホビーセンター」の今回の新たな電力施策では、CO2の排出削減に貢献することで環境負荷を軽減し、持続可能な社会の実現を目指していきます。