株式会社BANDAI SPIRITS
2025 年 2 月 20 日
バンダイナムコグループでハイターゲット向けトイホビー事業を展開する株式会社BANDAI SPIRITS(代表取締役社長:榊󠄀原博、本社:東京都港区)は、第2回「BANDAI SPIRITS大人アンケート調査」(※1)として、18~59歳の男女1,032人を対象に「大人のぬいぐるみユーザー実態調査」を実施しました。(調査期間:2024年12月13日~12月16日)
近年ぬいぐるみ市場は急速に伸長し、(一社)日本玩具協会が発表した2023年度の国内玩具市場規模(※2)によると、ぬいぐるみの市場規模は約390億円と、前年から67億円伸ばし前年比120.7%となっています。
今回の調査では、多くのユーザーが、ぬいぐるみを思い出とともに長い間大切にしており、癒しを与えてくれる存在と感じていることが分かりました。また、ぬいぐるみの楽しみ方では、飾ったり抱きしめたりするほかにも、動画や写真を撮影したり、一緒にお出かけするといった、いわゆる「ぬい撮り」「ぬい活」等の消費行動の盛り上がりにも見られるように、楽しみ方が多様化しているようです。
調査結果TOPIC(サマリー)
TOPIC①:ぬいぐるみの所有実態/使用金額・所有個数・所有期間
- ●直近1年間での平均購入金額は8,003円。所有個数は10~19個が多いなか、100個以上と回答するヘビーユーザーも。
- ●1つのぬいぐるみを10年以上所有している人が半数以上を占め、多くのユーザーがぬいぐるみを長い期間大切にしている。
TOPIC②:ぬいぐるみがもたらす効果
- ●「心を癒してくれる」「リラックスできる」「落ち着く」の回答が多く、多くの人にとって心を癒してくれる存在になっている。
- ●ぬいぐるみに関するエピソードでは思い出と結びつけて回答するユーザーが多く見られた。
TOPIC③:ぬいぐるみの楽しみ方
- ●「部屋に飾る」が73%超でトップ。「抱きしめる」「一緒に寝る」などが次いで高い結果となる一方で、所有個数が多いユーザーほど「動画・写真を撮影する」「一緒にお出かけする」と回答。大人のぬいぐるみの楽しみ方は多様化している。
TOPIC①:ぬいぐるみの所有実態/使用金額・所有個数・所有期間
直近1年間のぬいぐるみにかけた金額の平均は8,003円という結果になりました。ボリュームゾーンは「1,000円~3,000円未満」が40.8%となった一方、「10,000円以上」と回答した人も11.5%いました。
直近1年間の購入個数では「1個」と回答した人が42.6%で最も多い結果となりました。一方で、現在のぬいぐるみの所有個数は、「10個~19個」が20.9%で最も多く、100個以上と回答したヘビーユーザーも全体の2.4%いました。
また、ぬいぐるみの所有期間について、10年以上と回答した人が53.8%と半数以上を占め、40代、50代においては20年以上と回答した人が4~5割を占める結果になりました。多くの人が長い間ぬいぐるみを大切にしているということが分かりました。
【直近1年間のぬいぐるみにかけた金額】
【直近1年間のぬいぐるみの購入個数】

【現在のぬいぐるみの所有個数】
【ぬいぐるみの所有期間】
※3%未満のスコア非表示
TOPIC②:ぬいぐるみがもたらす効果
ぬいぐるみがもたらす効果について聞いたところ、「心を癒してくれる」が66.4%で最も多く、次いで「リラックスできる」「落ち着く」「安心する」との回答が続きました。多くの人がぬいぐるみに対し、心を癒し、落ち着かせてくれる存在と感じていることが分かりました。
フリー回答で寄せられた「ぬいぐるみに関するエピソード」では、TOPIC①で見られた所有期間の結果の通り、子どもの頃から長い期間大切にしているというエピソードが多く、また、ご自身が子どもの頃にもらったぬいぐるみを世代を超えて受け継いでいるケースも見受けられました。そのほか、手に入れた当時の記憶などとあわせて回答する人も多く、ぬいぐるみは思い出と深く結びついているツールであることがうかがえました。
「ぬいぐるみに関するエピソード」
TOPIC③:ぬいぐるみの楽しみ方
ぬいぐるみの楽しみ方について聞いたところ、「部屋に飾る」が73.3%で最も多く、次いで「抱きしめる」が35.6%、「一緒に寝る」が29.4%という結果になりました。TOPIC②で多くの人がぬいぐるみに癒しの効果を感じているという結果から、「抱きしめる」「一緒に寝る」ことも癒しに繋がっていると考えられます。
一方で「動画・写真を撮影する/写真や動画をSNSに投稿する」「一緒にお出かけする/旅行する」といった回答も一定数見られました。特にぬいぐるみの所有個数が多い人ほどその傾向が高く、様々な楽しみ方をしていることが読み取れます。
【ぬいぐるみの楽しみ方】
※複数回答、全体スコアで上位10項目を降順ソート
また、ぬいぐるみ関連で今後利用してみたいサービスについて聞いたところ、「ぬいぐるみ専門クリーニング」「ぬいぐるみ専門お直し」と回答した人が多く、お気に入りのぬいぐるみを長く大切にしたい想いが読み取れます。次いで「寄付」「供養」がランクインしていることから、大切にしたぬいぐるみとのお別れをきちんと行いたいというユーザーの気持ちもうかがえました。
【調査概要】
- 調査期間:
- 2024年12月13日~12月16日
- 調査地域:
- 全国
- 調査方法:
- インターネット調査
- 調査対象:
-
18歳~59歳の男女1,032人
(市場の構成比に近づけるため、各年代の出現比に合わせて重みづけをしている。)
|
年齢別/集計詳細 |
サンプル数 |
【重みづけ(WB)後】 |
1 |
【ぬいぐるみを自身が所持+好き層】18-29歳 |
258 |
400 |
2 |
【ぬいぐるみを自身が所持+好き層】30-39歳 |
258 |
304 |
3 |
【ぬいぐるみを自身が所持+好き層】40-49歳 |
258 |
187 |
4 |
【ぬいぐるみを自身が所持+好き層】50-59歳 |
258 |
140 |