「一番くじ」は“徹底したファン目線”と“作品への愛”で、できている

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「一番くじ」は “徹底したファン目線”と “作品への愛”で、できている

一番くじ

2024年12月2日

さまざまな作品や企業コラボなどのオリジナルグッズが当たる、ハズレなしのキャラクターくじ「一番くじ」。コンビニエンスストアや書店などで気軽に購入できるため、見たことがある方やくじを引いたことがある方も多くいらっしゃるかと思います。
ファン心をくすぐる「一番くじ」は、徹底したファン目線と作品への愛、さらにお客さまの期待を超えていくという気概でできています。「一番くじ」商品のこだわりについて、企画メンバーの想いをみなさんにお伝えします。

ロト・イノベーション事業部 植松 見和 (左)/ 高橋 和晃 (右)

くじを引く前も、引いてからも、ワクワクが続く

「一番くじ」の何よりの魅力は、物販商品では味わえない“限定感”。そこでしか手に入らないうえ、どれが当たるかはわからない、そのワクワク感がクセになると多くの方に愛していただいています。

商品のラインアップを見るとき、実際にくじを引くとき、当たった商品を友達などと共有し合うとき……と、くじを引く前から引いた後までワクワクがずっと続くのも醍醐味。商品自体はもちろん、そういった体験も「一番くじ」がもたらす価値だと考えています。

また私たちは、“すべての賞が魅力的であるということ”、“通常の物販で購入するには迷ってしまう商品でも、くじで当たったら嬉しい”と思ってもらえる商品づくりにこだわっています。その作品の小ネタを入れたり、ニッチなキャラクターをラインアップしたり……と、すべての賞に真正面から向き合っているのです。私たちは、その作品のファンの方々へ、今までにない商品を届けることを目指しています。

企画を支える、約860万人の声が詰まったアンケート

企画を進める際に大切にしていることの一つが、お客さまからのアンケート回答です。「一番くじ」には、くじ券に記載されたキャンペーンナンバーを使ってWEBやLINEから応募すると抽選で賞品が当たる「ダブルチャンスキャンペーン」という仕組みがあり、その中に任意回答のアンケートがあります。ユーザー向け会員サイト「一番くじ倶楽部」の会員登録者数は約860万人(2024年10月現在)。毎回膨大な回答が届くのですが、そのすべてを必ず部員全員で振り返り、お客さまの声を参考に商品企画をしています。

武器は作品に対する熱量

企画立案の際、もう一つ大切にしているのが“作品への愛”です。過去くじの分析のみでは“お客さまの想像を超える商品”を作ることはできません。分析だけでなく、商品化する作品に対する熱量も武器にして、“どうすればファンを驚かせる商品を作れるか?”と日々試行錯誤しています。

そして期待以上の商品を生み出すには、社内だけでなく社外パートナーの協力も不可欠。

2023年に5年ぶりに「一番くじ」で復活した『進撃の巨人』にも、ニーズ分析と作品愛の両方が反映されています。2013年からの過去くじのアンケートデータを参考にしつつ、アニメが最終話を迎えるタイミングで“ファンが永遠に作品を楽しめる思い出を作りたい”という想いで復活を決意しました。

『進撃の巨人』のフィギュアでは、作品が大好きな原型師さんとタッグを組みました。2024年発売の「一番くじ 進撃の巨人~地鳴らし~」のラインアップに、1体1体顔の造形が違う6体の巨人フィギュアがあるのですが、原型師さんがこだわって、数mmしかない耳の形の違いまで設定に忠実な原型を作ってくれました。細部までこだわった造形がお客様にも非常に好評でした。

作品への愛を、社内外のチーム全員が共通して持っている。これも「一番くじ」の大きな強みです。

独自の魅力を活かした、“想像以上”商品

漫画やアニメシリーズの商品化も多い「一番くじ」ですが、近年は企業とのコラボにも積極的に取り組んでいます。

たとえば、最近大きな反響をいただいたのは『珈琲所 コメダ珈琲店』シリーズです。『コメダ珈琲店』といえば、メニューの写真よりもボリューミーという“想像以上”でも有名ですよね。そのあるあるネタを商品に落とし込み、実物よりもさらに大きいシロノワールのぬいぐるみを作ることで、結果的にSNSでも大きな話題となり、今まで「一番くじ」に触れてこなかった新規ユーザーにもアプローチができました。

単に『コメダ珈琲店』のモチーフを商品化するのではなく、その特徴や魅力を最大化するひと工夫を加えるのは、クスッと笑えたり、誰かと共有したくなる感情を大切にする「一番くじ」らしいこだわり方だと考えています。

「一番くじ」と人生を共にすることで生まれる愛着

「一番くじ」は、コンビニエンスストアなどで買える手軽さも大きな特徴です。ホビーショップなどに出向いてグッズを購入する熱心なファンだけでなく、まだグッズを持っていない多くのファンにも、商品を届けることができます。

『ブルーロック』の「一番くじ」を企画した際は、そんな特性も強く意識しました。大人のファンだけでなく『ブルーロック』好きなサッカー少年・少女たちが、当たった商品を勉強机に飾ってくれたら。いつかサッカーから離れても、ボールを追いかけた日々をその商品とともに思い出してくれたら……と。手軽に買える商品だからこそ、大人から子どもまで誰でも楽しんでいただけるという魅力が「一番くじ」にはあると思います。

「最も身近で、記憶に残るエンタメ」として、愛される存在へ

今後の目標の一つは、「一番くじ」を「誰もが知るコンテンツ」にすることです。認知度は少しずつ上がってきているのですが、それでもまだまだ知らない人も多いと思います。

「一番くじ」はアニメやキャラクターに限らず、『コメダ珈琲店』をはじめとした企業や、アイドル、食品、アート、動物……などどんなものでも商品化が可能です。言い換えれば、“何かに夢中になっているファン”がいる限り、「一番くじ」は続くのです。

そして、すでに海外展開は進めていますが、“より多くのエリアで気軽に「一番くじ」が買える”ことを目指したいです。世界中で「最も身近で、最も記憶に残るエンタメ」として、日々の暮らしをささやかにでも前向きにできたら、こんなに嬉しいことはありません。

WHAT'S YOUR “SPIRITS” 仕事における「魂」

お客さまと、商品に関わる全員にとっての“最高の思い出”を作ることです。関わる人全員が「一番くじ」を好きで愛着を持てるよう、仕事に全力で向き合っていこうと思います。

ロト・イノベーション事業部 高橋 和晃

“自分がワクワクすること”です。好きなものと向き合っているときのパワーに勝るものはないと考えているので、まずはお客さまと同じ目線でその作品に向き合うことを大切にしています。

ロト・イノベーション事業部 植松 見和

所属部署・内容は取材当時(2024年10月)のものです。

©諫山創・講談社/「進撃の巨人」The Final Season製作委員会
©2024 KOMEDA Co., Ltd. ©2023 KOMEDA Co., Ltd.
©金城宗幸・三宮宏太・ノ村優介・講談社/「劇場版ブルーロック」製作委員会

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