ガンプラのできるまで~バンダイホビーセンターの「ものづくり」へのこだわり~

04.ガンプラの試作

3D-CAD(コンピュータを利用した三次元設計システム)では、
ガンプラに限らず作ったデータのままの試作(プロトタイプ)を作ることができる。
これがラピッドプロトタイピングだ。ホビーセンターでは複数台の3Dプリンターが
使われており、短期間で試作の作成が可能だ。

ラピッドプロトタイピングRapid Prototyping

  • 3Dプリンター
  • 3Dプリンター
    コピー機ほどの大きさのボディの中で、UV(紫外線)硬化系の樹脂を積層し、CADで設計したデータ通りのパーツを作る。
  • 試作品
  • 試作品
    3Dプリンターで生み出された試作たち。
    ランナーごとでもパーツのひとつだけでも試作でき、もちろんそれを組み立てて作ることもできる。

3Dプリンターで試作をすると.....Trial production

  • 試作品が早く作れる
    設計を初めてすぐに、パーツ単位の試作が作れる。
    そのため、金型の修正などのスケジュールロスが減少。
    短時間で試作できる
    試作を作るのにかかる時間が数日から数時間に短くなり、手軽に試作の作成が可能となった。
    可動チェックが可能になる
    見た目だけではなく、構造や可動パーツ同士の干渉やギミックの具合までチェックできる。
  • 3Dプリンターでの試作品